【 dress について 】
*マラケシュにて
今春より “ SI - HIRAI ” と “ si - si - si comfort ” の洋服が店内に並んでますが
もう季節は夏を終え初秋へ。
こちらのブランドは、僕よりも多数のお客様方が随分とご存知でした。
昔からのファンも多く、疎い僕には多くを語らずともです。
余談ですが僕は近頃、静かに確信している事があります。
美容師の作るヘアスタイルにしろ、先のブランドで作られるドレスやシャツにしろ
本来は個々に似合うもの それぞれを考えて形となるはずのものがあり、
自分の仕事はそういう風に考えて毎日を繰り返しているし
髪を切る時は他の誰でもない、その人自身に似合うようにということだけを考えています。
極めてシンプルなことです。
偉そうな言い方ですが、平井さん(ご夫妻)の洋服にも 何か そのようなものを感じます。
ですから、“このドレスを着たい” というだけで
何処の国でも、どんなシチュエーションでも、スッと似合うのです。
全て女性のものですから当然 僕は袖を通したことはありません。
妻がプライベートでも着ているのを眺めるだけです。
“ この着心地は、すごく良いパターンだから ”
と、この夏も絶賛し、着倒していました。
写真のドレスはシャツ生地を使ったもので、当然吟味されたものでしょうが
平井さん曰く シンプルで何でもない生地なのだそうです。
僕自身も近年の夏の殆んどを何でもないコットンのシャツで過ごしています。
Tシャツも好きですが、やはり汗をかいても快適に仕事が出来るのです。
先日、モロッコへ行った際にも
気温42度にもかかわらず、涼しそうに着て歩く妻を見て
メディナ(旧市街)で すれ違うモロッカンな民族衣装と違和感が無かったのを心底感動し
とてもシンプルな洋服と人の関係性を目の当たりにしました。
長年の知識と経験と技術から作られる洋服を、
是非 改めてご覧下さい。
そしてまた、これから来る季節の洋服が店に並びます。
どうぞご期待下さい。
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SI - HIRAI
si - si - si comfort
eka laquel
http://www.si-hirai.com
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